カラスミについて | 京都からすみ海鮮珍味屋177
2021/03/31 23:07
カラスミはボラの卵です。まずはボラの生態から。出世魚オボコ ➡︎ スバシリ ➡︎ イナ ➡︎ ボラ ➡︎ トド「おぼこい」「いなせ」「とどのつまり」と日本語の言葉の表現にも登場します。 「寒鰤・寒鯔・寒鮃」と称されるように、冬に脂がのって美味しい魚です。 ボラは海へ出て大きく(とど)成長します。外海で育ったボラはとても美味な白身魚です。日本ではほとんど食されず海外へ輸出されています。
カラスミはボラの卵です。
まずはボラの生態から。
出世魚
オボコ ➡︎ スバシリ ➡︎ イナ ➡︎ ボラ ➡︎ トド
「寒鰤・寒鯔・寒鮃」と称されるように、
冬に脂がのって美味しい魚です。
ボラは海へ出て大きく(とど)成長します。
外海で育ったボラはとても美味な白身魚です。
日本ではほとんど食されず
海外へ輸出されています。
からすみはこのボラの卵巣を
丹念に時間をかけて作ります。
からすみは天日にさらされると次第に独特の
あめ色に変わり、表面にはつやつやとした
光沢が出てきます。
柔らかい日差しと乾いた北風がからすみを
おいしくするといわれていて、
手間ひまかけて熟成した
からすみに仕上げていきます。
他の干し物と違い、ある程度の処理の後、
数時間は干しっぱなしということが
出来ないのが「からすみ」です。
そして、片手間に仕事すると
それなりのものにしかあがりませんし、
「押し」と「のし」を繰り返し、
手をかけてやればやる程、
良いものに仕上がります。
時間を惜しまず、じっくりと乾燥させ、
水分をしっかり抜き取る。
時間と手間を要しますが、
その分、
えもいわれぬ深い味わいとなるのです。
当店のからすみは
卵を取り出し、すぐに血抜き、塩漬け、程よい塩抜き
そして寒気強風の折、天日干し。
鮮度と熟成にこだわり作ったからすみです。